意地っ張りのオラクルとプロント・まい泉のコラボ


今週は、IT業界的にはオラクルによるサン・マイクロシステムズの買収という大ニュースがありました。*1


この買収について私が分析するなどという野暮はやめておきますが、垂直統合水平統合について少しだけ考えさせられる事件だったと感じています。今後オラクルが本気でハードウェア事業を背負っていくのかどうかに興味があるということです。ITにおける (マルチベンダーによる) 生態系がクラウドで描き直されつつある現状、従来型垂直統合のレンジをさらに広げてその姿勢を貫くいていくつもりなのであれば、それは私からは「(クラウドに対して) 意地を張っている」ように見えるのです。


垂直・水平といえば、会社からの帰り道、プロントの店先で見かけた「まい泉ホットかつサンド」。いつからやっているのかわかりませんが、季節メニューとして売り込んでいるようですね。とてもよい試みです。プロントとまい泉のコラボ、などと言われているようですが、もっと積極的にさまざまな「ブランド品」をメニューに加えて「水平」を進めてもいいんじゃないかと思います。プロントの価値は、カフェであれバーであれ、くつろぎの時間と場所を提供することですから、ブランド品を取り入れることで品揃えを強化するのもおもしろいではないか、ということです。街の喫茶店では手間がかかりすぎてこんなことはできませんが、プロント規模なら可能では?

*1:私個人で言うと会社のPCが大クラッシュしてその復旧にかなりの時間を要してしまったのでなんとなく流れに乗り切れない一週間でした...