週勤4日を経験して ~ ワークライフチョイス チャレンジ 2019夏

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日本マイクロソフトでは今年の8月の一ヶ月間を「週勤4日」(毎週金曜はお休み)とし、従業員の働き方改革の一環として、仕事と私生活のバランスがどう変わるか体感する、時間の有効な使い方を模索する、などにチャレンジする施策を実施しました。実施結果は以下のプレスリリースに詳細が書かれていますが、ここでは、中の人のひとりとしてこの一ヶ月を振り返ってみます。

news.microsoft.com

 

とにかく時間がない!
毎日お忙しく働かれている方なら、祝祭日のおかげ?で勤務日が少ない週にこの感覚を覚える方も多いでしょう。週休2日制の会社員なら5日が4日になる=仕事に使える時間が2割も減ることに「あー、時間が足りない!」と思ったことも多いのではないでしようか。必然的に、あらゆる仕事の密度が非常に高くなります。ミーティングの時間も短くなりましたし、遠隔会議やチャット、情報共有のためのツール(マイクロソフトの場合はTeamsを使ってます)の利用頻度が確実に高まりました。

 

しかし世の中は週休2日で回っている
自分たちは週休3日になっても取引先やお客様は通常営業=週休2日かほとんどです。ぼくたちは毎週金曜が休みでしたが、社外とのやりとりはなかなか止めることはできません。休みをとっていても、1日に何度かはメールを確認してしまったり、心が100%休暇状態になることはありませんでした。

 

ワークライフ「チョイス」なのである
日本マイクロソフトの今回の取り組みは、正確には週休3日なのではなく、金曜日の使い方を自分で決めましょう、というものです。自己研鑽の時間に使ったりボランティアに参加したり、もちろん、仕事を選択する人もいます。ぼくはと言いますと、すべて「休暇」として使いました。ただ前述のように完全に心が仕事から切り離せたわけではありませんでしたが。

 

で、結局良かったの?どうだったの?
会社としてこの取り組みをしたことは意味のあることだったと思います。それは、自分自身にとってというよりは、社会にとって、という意味です。最初に紹介したように、日本マイクロソフトでは今回の取り組みを詳細なレポートとして報告しています。「週に3日休むことを続けるとどうなる?」という問いについて、一定のヒントを残すことはできたのではないか、と思います。ぜひ、お時間の許す限りレポートに目を通して、働き方改革について参考にしていただければ幸いです。