上野駅中央改札の吊り下げ広告が心をつかむ件


上野駅の中央改札を出たあたりは、天井が高く、明るくなっており、そのてっぺんから吊り下げられた何十畳分もありそうな大きなポスター広告に、通るたびに目を引かれます。人の心をつかむにはポスター自体が美しいということももちろん大事な要件ですが、この場所ですよね、場所。場所がすばらしい。


この「広告枠」に気づいたのはNHK大河ドラマ『八重の桜』の広告から。綾瀬はるかさんの凛々しい写真がとても印象的でした。


最近の駅ではデジタル系の広告が増えてきており、それはそれで機能的でいいのですが、今回ご紹介している上野駅中央改札のような「広さ」とか「明るさ」を生かしたアナログ広告は、デジタルにはない「はっ」とさせる何かがあるように思います。デジタルは頭に訴え、上野駅中央改札は胸に訴える、そんな違いでしょうか。


そんな場所だから、ぜひとも「はっ」とする美しい広告を今後も下げ続けてほしいなあと思います。広告主さん、JR東日本さん、よろしくお願いします。