裏通りが静かすぎるのはなぜだろう


ラフォーレミュージアムへの道すがら、原宿竹下通りを何年かぶりに歩いてみましたが、店の出入りはあるものの相変わらず活況でいいですね。


しかし、賑やかな表通りからちょっと横道に入ってみると、かつては見られた「地味にセンスの尖った店」が減り、道行く人も非常に少ない。元々人通りは少なかったとは言え、それにしても以前はもうちょっと人がいたように記憶しています。


雑誌やテレビに加えてネットの浸透によって情報のチャンネルと量が増え、リアルな世界では逆ロングテール現象*1が起きているのかもしれません。


入手可能な情報が限定的だったころの街歩きは、偶然との出会いに期待する「ブラブラ歩き」があり、実際意外な店が時々見つかったりしました。一方現代では、現地へ行く前にある程度の情報を手に入れることができ、街歩きとはそれら入手済みの情報を現地で確認するという行動が主目的となったのでしょうか。その結果として、「ブラブラ歩き」をする人もそれらの人々を待つ店も少なくなっていったのだとしたら、ちょっとさびしいですね。


時間の使い方の変化と言えばそれまでですが、趣味の時間は効率など気にせずゆっくり、ワクワク過ごしていたいものです。

*1:元々リアル世界にロングテールなんてなかったわけで、「逆」という表現を使うのは変なのですが