iPod nano とウルトラセブンの関係

saitokoichi2006-12-13



世界で最初のiPod発売から5年、ついにはじめてのiPodを入手しました。デジタルデバイ道をひた走る私としては、まあ平均的な購入時期です。マーケティング的にはレイトマジョリティーと呼ばれるステージでものを買うことが多いのですが、「まわりの様子を見ながら買う」というよりは単に優先順位(洗濯機が壊れたとか)がより高いものがあるためなかなか手が出ないという購買パターンです。


購入したのはサイズがキュートな iPod nano。色は、ウルトラセブンがモデルとしか思えない良い感じの赤。先に使い始めていたiTunesが使いづらくて閉口していたのですが、つなぐ先を見つけたことで起動する(起動される?)回数も増えました。所有してはじめてわかったのですが、あの白いイヤホンコードってかなりの存在感。道行く人の白コードが気になっちゃう。白コードを見つけるたび妙なシンパシーを感じて、「あのポケットの中にはどのiPodが入っているのか」などと考えてしまいます。そういったiPodユーザーたちの"着こなし"ですが、内ポケットではなく外ポケットへ本体を入れて白コードはあえて隠さずにだらりと上着の外側を回すのが主流とお見受けします。すっかりファッションアイテムとして認知されている模様。*1


家庭では、従来よりVAIO(いまだにWindows MeのためiTunesが使えないマシン)に格納してあったWAVファイルをiTunesに移すべくWindowsフォルダの共有設定をし、家庭内無線LANを設置以来ようやくネットワークらしい利用法を開始。フォルダの共有くらい別にどうってことではないのですが、社会人駆け出しのころ(90年初頭)、NetWareの英語版が使われ始めた時期の思い出がよみがえってきました。当時は今と違ってPCをLANへ接続するのがかなり面倒くさくて、PCの機種ごとにLANカードやネットワーク・ドライバーが別々に存在し苦労しました。もちろんWindowsなんてまだマイナーでしたから、MS-DOS。そもそもネットワーク・ドライバーはOS標準添付ではなく様々なベンダーのものが商品として流通してましたから、システムを売り込む立場としては各ドライバーとPCとの "相性" の情報なんてのが結構貴重な財産だったりしたわけです。

「このソニー製 Quarter L*2 というサーバー機は、LAN のサーバーとして500Mバイトという大容量のハードディスクを内蔵しておりまして」などと自信を持ってお客様におすすめしていたのに、今や手元のちっぽけなiPod nanoが8Gバイトだし、家庭内では誰でも設定可能なお手軽無線LANですか。(笑)


朝は景気のいい音楽で気持ちよくスタートしたいものです。今朝は、nano が選んでくれた「Synchronicity II」(The Police) で駅までトコトコ、存在の許せない歩きタバコ野郎を避けつつ、 徒歩徒歩。よし。がしかし、肝心の大手町近辺でシャッフルされてきたのは同じアルバムにある「Mother」(song by Andy Summers)。一気に頭をかき乱された状態でオフィスへ。(笑)

synchronicity

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*1:ちなみに、巷でよく見かける本体を保護するカバー。私は、せっかくのキュートなスタイルと素敵な触感をスポイルするので、買う予定はありません

*2:Quarter L もソニーUNIX機 NEWS もメンテナンス終了していたのね...