混沌感が始まったネットブック界隈


ネットブック界隈が少しずつ活発になってきました。いい感じです。


以前も書きましたが、「ちょっと小さいノートPC」だとか「5万で買えるPC」という視点*1ネットブックを見てはいけない。「ウェブ利用のためのモバイル専用デバイス」という新しいカテゴリーができあがっていくことにワクワクを感じよう。


最近の業界の動きとしては、


工人舎 (ベースは韓国UMID) のモデルは Windows なのでネットブックっぽくないですが、サイズがイケているので「小さいPC」というカテゴリよりは進化していると言えるでしょう。電子辞書サイズというのはひとつの基準サイズだと思います。


AndroidChrome OS への期待も持ちつつ、ようやく始まったこの混沌感を新しいものが生まれるまでのプロセスとして興味深く見ていきたい。作る方はほんと大変だと思いますが... ここからは、適度な大きさと軽快さ (使用感含む) の追及、そして、(妥協できるレベルの)グラフィクス性能の模索とバッテリー持続時間との戦いですね。


今ぼくは iPhone をネット端末的に使っていますが、iPhone はネットを活用してはいるもののやっぱり独自ワールド。別次元ではあるけどケータイの進化形です(名は体をあらわす)。それ自身はまったく悪いことではないのですが、ウェブネイティブとは呼べないかな、という点においてネットブックとは違うものを期待してしまうのです。

*1:ここでの「PC」は Windows とほぼ同義