会社員が予定納税通知を受け取ったら

saitokoichi2007-07-13



以前、「会社員にとっての予定納税とは」というエントリーを書きましたが、個人的なことを書きすぎてわかりづらくなってしまったので、あらためて簡潔にまとめます。


(1) 予定納税とは
所得税の納付方法のひとつで、その年に予想される所得税年額を3回に分けて納付しろ(うち2回が予定納税によるもの、残り1回が3月の確定申告)、というもの。6月頃に税務署から通知が来ますが、納付を踏み倒すことはできません。


(2) 大多数の会社員には縁がない制度
所得税が給与から引かれて (源泉徴収) いる会社員には無縁の制度です。
ただし、何らかの理由により確定申告が必要となり、一定額を超えて納付した年があった場合は、翌年が予定納税の対象になり得ます。


(3) 減額申請が受理されれば減額あるいは事実上の納付免除となる
私のケースのように特別な事情で予定納税通知が来てしまった場合 (つまり、その年固有の事情があって確定申告して税金いっぱい納めちゃった場合) や、予想される収入が税務署の試算より少なくなると考えられる場合、「減額申請」という手続きを踏んでそれが受理されれば (受理されると添付の写真のような「承認通知書」が自宅に届きます)、まったく払わなくてよくなる (私の場合がそう) あるいは減額してもらえます。申請書の記入は面倒くさいですが、手順は確定申告とほぼ同じ。なお、減額申請の期限は7月中旬。


(4) とりあえず納めておいて、あとで確定申告を通じて清算 (返してもらう) ことも可能
減額申請が面倒くさい、あるいは間に合わなかった、という場合は、仕方がないので言われるままにお金を納めましょう。本来納める必要のない金額なのであれば、確定申告をすれば戻ってきます。ここで注意。会社員の「年末調整」と予定納税はまったくリンクしていないので、余分に納めた税金の還付を受けるには確定申告が必要になります。「減額申請が面倒くさい」と感じたとしても、結局確定申告で同じような手続きをしなくちゃいけないので、だったらはじめから余計なお金を納めなくて済むよう減額申請しちゃったほうがいいと思います。(その年も確定申告の予定があるのであれば減額申請はやめといて確定申告1発ですます、というのもあり)


以上、すべて私の現状の理解で書いていますので、内容の正確性は保証できませんです。あしからず。。。