与野の大ケヤキが巨大オブジェで復活


中山道沿い、与野駅東口に大きなケヤキがありました。推定樹齢500年とも言われた大木は、倒木の恐れがあるということで惜しまれつつ2010年5月に伐採されてしまったのですが、昨日(2011年11月12日)、オブジェとして復活し、北浦和公園で開催されたアートフェスティバル(*)に1日だけ出展されていました。

(*)…SMF(Saitama Muse Forum)アートラボ


ぼくは(そんなイベントがあるとは知らずに)たまたま北浦和公園をブラついていただけなのですが、このオブジェを一目見るなり、「ん?なんだこれ」と強烈に興味を惹かれました。



はじめは新手の遊具か何かと思いましたが、どうも違うようです。(横に立つ人と比べていただければその大きさがわかっていただけると思います)


と、横に立っていた説明板を読んでようやくこれが与野にあったあの大ケヤキだということがわかりました。


なんでも、埼玉大学名誉教授で彫刻家の本田貴侶(たかとも)さんが大変苦労をされてアート作品に仕上げたのだとか。(関連記事/東京新聞:『大ケヤキの記憶、女神に JR与野駅前昨年5月伐採 原木使い彫刻完成』)


アート作品ということで、伐採した大木を単純に切り取ったのではなく彫刻家・本田氏による味付けがなされているようです。たとえば以下の写真、左上の部分は女性の顔だとか。。。ぼくにはよくわかりませんが(笑)


樹齢500年と言えば、NHKの今年の大河ドラマ「江」(戦国末期〜江戸時代)よりも古いということになるわけで、そんな時代からこの世を見つめてきたであろう大木に、ただならぬ歴史の重みと畏怖の念を感じるばかりでした。


たまたま通りかかれて、ほんとによかった!