自宅近所を車で走っていると、路線バスに進路を阻まれる(笑)ケースがあります。ぼくが良くお目にかかるのは国際興行バス (ウェブサイトのアドレス がカッコいいです) の白と薄緑のツートンバスなのですが、バス後部の車体に掲示されている広告に何気なく目が留まり、「おや、」と。
その広告の主はディスカウントスーパーの『ロヂャース』*1で、広告の隅っこに検索窓が描いてあってお約束の 「"ロヂャース" で検索してください♪」 というメッセージが。おや、と思ったのは、この「チ」に濁点を乗せたカナって、どうやって入力すればいいんだっけ?という一瞬の迷いからです。
ぼくは不幸にもカナ入力や親指シフトを経験せずにいきなりローマ字タイピングから入門したクチだし、radio のカナ表記はいつでも「ラジオ」だったし、「ヲヂさん」などと呼ばれたり呼んだりしたこともないので、普段ほとんど使わない「チに点々」の入力キーが瞬間的に思い浮かばなかったのです。少し考えて、「dha」だったかな、うわ「ロデャース」って何だ、ええと、そうだ「dya」*2だったっけ、とほどなく答えを見つけられましたが。
きょうび、検索窓を広告の隅に置きたい気持ちはわかるんですが、入力に迷うような言葉を使うというのはマーケティング的にマイナスじゃん、と思った次第。今回の場合、それが社名ということですから、ことはより重大です。ずいぶんと損したり、余計なお金をかけたりしてるんだろうな。
ちなみに帰宅後に調べたところ、「ロジャース」であれば検索結果トップでヒットしますが、「ロチ゛ャース」(「チ」と「゛」が別々な文字) だとヒットしませんでした。甘いな。