潮干狩り初心者の心得

saitokoichi2007-05-05



家族連れでゴールデンウィークとなれば、潮干狩りを抜いては語れないでしょう。昨日 (5月4日)、千葉の久津間海岸 (http://www.kisarazu.gr.jp/playspot/p-spot_kuzuma.html) へ行ってきたのですが、私自身にとってもはじめての潮干狩りとあって、事前にネットでリサーチした上での参加と相成りました。今日のエントリーでは、潮干狩りお役立ちサイトの紹介とともに、私が感じたポイントを簡単に残しておきます。


まずお役立ちサイトの紹介。以下の二つのサイトが情報量が多く内容も的確なので役に立ちます。まあググれば一発なのですが、最初っから内容を全部読むのは大変なので、私の印象を簡単に添えます。


お役立ちサイト(1) → 最初に読む
『潮干狩りの勧め』(http://homepage2.nifty.com/NG/siohigari/index.htm)
目次に沿って読めるので、導入編として最適。「5.貝の持ち帰り方法」まで読んでおけば必要な準備がわかります。なお筆者は千葉中心にお出かけのようです。


お役立ちサイト(2) → 必要に応じて参照する
『史上最強の潮干狩り超人』(http://harady.com/shiohigari/index.html)
情報量が多いので、リファレンス用として最適でしょう。こちらの筆者は神奈川が狩場のようです。


さて、お役立ちサイトから得たものを現地で実践した上での、初心者の感想を以下に述べます。


(a) 早起きをする (干潮時刻のチェックは必須)
お役立ちサイトでは、「干潮の2時間程度前から始められるように出かけましょう」と書いてありますが、そのとおり。昨日は干潮の3時間前に現地に到着しましたが、もう結構人がいました。私が行った久津間海岸は比較的大きめな狩場なのでゴールデンウィーク真っ最中にもかかわらず人が多くてやりづらいということはありませんでしたが、帰りのときに見た潮干狩り場へ向かう車の大渋滞を見ると、早目が絶対に良いなと思いました。干潮時刻は各海岸の漁業組合に聞いてもいいですし、ネットでも簡単に見つけられます。

  • 昨日の時間割: 8:30am現地着(干潮時刻11:30)→11:30amすべてを終えて現地を後に (←この時間で狩場へ向かう道はすでに超大渋滞!) → 12:00pm海岸近くの食事処で昼食後、帰宅


(b) 潮干狩り用の熊手はちょっと興ざめ?
熊手は必須ですが現地調達も可能。家の近所で買っていくなら、園芸ショップなどで売っていますし、D.I.Y.ショップなどへ行くと「指」の間、ミズカキにあたる部分に粗い網 (針金) がついた潮干狩り専用のものも売っています。ただこの専用熊手、かなり便利なんだけど、簡単に貝が捕獲できてしまうので、砂の中から手探りで貝を掘り出す醍醐味がそがれちゃいます。(それでも、十分に貝が取れずに子供から文句を言われないためにひとつぐらい持っておくのも手か)


(c) 足元は結構なんでも大丈夫
割れた貝による怪我を防げればよいので、びしょぬれになっても大丈夫なものであればなんでもよい。お役立ちサイトを見ると長靴やサンダルはイマイチと書いてありますが、比較的多く見かけます。私はマリンシューズを近所のドンキホーテで1,000円で購入し持参しましたが、ばっちりでした。 (マリンシューズは現地で見かけなかったなあ、なぜだろう?) 靴下が意外に良いという解説がありますが、昨日は2グループしか見かけませんでした。もっともこれは機能面というより気恥ずかしさからくるものだと思います。まあ、こだわらなければなんでも大丈夫ということ。ただ、"攻める人" は長靴などでは水が入っちゃってだめでしょうね。地下足袋が優れもの、なんて意見もあります。


(d) 手袋は100円ショップの薄手のゴム手袋で十分
素手でもいいのですが、すぐ痛くなるので手袋も必須。"攻める人" 以外は、100円ショップ調達もので十分。薄手のほうが貝の感触がわかるのでグッド。軍手は試していませんが、ゴム手袋のほうがいいんじゃないかなぁ。


(e) 網とカゴ
狩場出口で計量検問があり規定量を超えた場合は超過金を払うことになりますので、最終的に貝は網に入れて重さを量るのですが、潮干狩りの最中は網よりカゴを用意しておいたほうが便利。網は地べたにおいておくとへにゃっとなってしまうので、放り込むのが面倒なのです。ここで使うカゴも100円ショップで売っているプラスチック製のもので十分。(写真参照) 貝の持ち帰りにクーラーボックスを使う方は、ボックスに入る大きさのものにしておくと塩抜きのときにお役立ち度アップします。(お役立ちサイト(1)で関連記述あり)
ちなみに網も現地調達可能ですし、家の近所のD.I.Y.ショップなどでも売ってます。釣具屋などで "わっか" のついた魚用のやつが売っていますが、計量ではわっかの重さを考慮してくれませんので、不適だと思います。


(f) 海水持ち帰り用のペットボトルなど
塩抜きのために海水が必要になります。(やり方の詳細はお役立ちサイト参照) クーラーボックスに塩水を入れて持ち帰る場合でも、海水をボックスまで運ぶために何らかの容器が必要となります。ペットボトルなら、余れば栓をして持ち帰れるので便利。うちはカラのペットボトルを5本持っていきましたが、ちょうど良かったです。


(g) 服装について
服は必ずぬれます。裾がぬれるのは当然として、しゃがんで貝を掘っていると*1いつのまにかお尻もぬれています。ですが、更衣室があるとは限らないので、「ぬれててもそのままでいいや!」でもいいですし、着替えを持って行くにしても外で着替えなくてはいけないことを想定して、大き目のタオル (プールの着替えで使うようなゴムつきのやつがあるとベター) は必要でしょう。
日差し対策は要注意で、「帽子は絶対必要」、「長袖のほうが良い」、「後頭部を守るタオルも持って行くべき」といった事項はお役立ちサイトにあるとおりです。
あと、これもお役立ちサイトにありましたが、子供が寒がることがあるので不要と思えても少し余分に着るものは持って行きましょう。(実際、昨日もうちの息子で必要になりました)

*1:腰に不安のある方は、折りたたみの小さな椅子を持っていくと多少楽かもしれませんが、地面との距離が生まれるので潮干狩りそのものはやりづらくなると思います