内部統制はとばぐちか?


ITmediaの記事で「内部統制整備はとばぐち 遅れるIT全般統制の整備」というタイトルが目に入ったとき、一瞬読めなかった。「波止場口?」「賭博地?」などの候補を頭に浮かべながら記事本文を読むと、"入り口"というようなニュアンスなんだと予想。


辞書をひくと「とばち」として "出入り口、戸口" などの意味であるということが判明。しかし、「とばち」は本日時点でのウィキペディア日本語版によれば埼玉の方言らしい。ぼくは埼玉県民ですが、ネイティブではないのでこれは知らなかった。記事の元となったプレスセミナーにかんする別な記事(インプレス)では「とばぐち」は使われていませんでしたが、セミナー講演者が使った言葉の中でITmediaの記者の印象に強く残ったのでしょう。


内部統制については、顧客の側の真剣度がこれまで以上に高そうであると以前書きましたが、同セミナーによればまだまだ入り口のところということのようです。ただ、初期のところで立ち止まっているわけではなく、初期段階での課題に取り組み中というのが実態との指摘。


私が身を置くソフトウェアベンダーとしては、顧客の課題・ニーズと最終的なソフトウェア製品をどうやったらつなげられるのか、レベルは違いますが個人情報保護法対応が盛り上がった(?)ときに経験したような一種の悩み(正確には悩みではなくて、価値訴求がきちんとできるかということ)に直面しています。