辛いもの、痺れものは以前から好物でしたが、いまや世の中自体が麻辣ブーム。痺れをもたらす花椒もまたブームのようで、いろいろなところで花椒を使った食べ物が目を引きます。
そんな中、ファミリーマート限定で売り出されているのが湖池屋の「スティックカラムーチョ 花椒」。たまたま店頭で見かけたのでサクっと購入、試してみました。 
金色で縦長のパッケージには花椒をテーマにしたたくさんの文字が並びます。何か読み手を笑かそうとしているようでいて、イマイチおもしろくなかったりしますが、まあパッケージはパッケージ。食べ物はまずは味で勝負ですので、開封して早速いただいてみます。
ひと口食べてみて、ふーん、なるほど、という感想。花椒の香りは思ったよりも後を引くようにうまくアレンジされています。「カラムーチョ」という名を冠してはいますがカラムーチョ感はなく、主役である花椒を引き立たせるための下味づくりがなされているように感じました。原材料を確認すると、しょうゆとみそとチキンがベースのようです。
辛さよりもやはり痺れが強調されていて、前述のようにそこそこ後を引く花椒の痺れと香りが上手にバランスしています。とかくこの手の「企画もの」は主役とする味・香りを強調しすぎて大味になってしまうことが多くすぐ食べ飽きてしまうものですが、この花椒カラムーチョはそんなことはなく、完食しても余韻が残る完成度でした。
