グラスターゾルオートのこと


昨年新車を購入した際、ディーラーの営業から勧められたのがきっかけで使い始めた『グラスターゾルオート』。この昭和すぎるデザインのスプレー缶が、洗車の後の仕上げに無敵の力を発揮します。


その効果は、とにかく「滑る」。ツヤ出しがメインミッションなので車体がピカピカになるのは当然ですが、こいつを塗り広げた後のボディー表面はひたすらつるつる、すべすべで、頬ずりしたくなるほどです。「一度塗ったら効果が何か月も持続!」みたいながっつりしたワックスではないのでマメな洗車と塗布が必要になりますが、それでもなお、グラスターゾルオートは最強ツヤ出しグッズとして手放せなくなりました。


使い方は簡単で、洗車後の車にスプレーして拭きあげるだけ。水滴が残っていてもOK。もちろん、拭くための布は柔らかめなものを使いましょう。あくまで、きっちり洗車した後、ですよ。缶裏側の「用途」のところにはツヤ出しだけでなく汚れ落としにも、なんてことが書いてありますが、グラスターゾルオートで汚れを落とそうとゴシゴシやってはいけません。やさしく塗り広げるように拭きあげるがよろし。


製造元は知る人ぞ知る「ピカール」でおなじみの日本磨料工業さん。「ピカール」といえば、ぼくにとっては学生時代のアルバイト先で使っていた金属食器の研磨剤、だったので、はじめはこのグラスターゾルも研磨剤が入っているのではないかと思っていたのですが、成分は界面活性剤とシリコーンなどで、研磨剤なし。単純にクルマの "ボデー" をつるつるピカピカを仕事とするスプレー缶でした。


ネットで探すとだいたい800〜900円といった値段感ですが、近所のホームセンターで500円を切る価格で売っているのを発見しましたので、通常はそちらから調達しています。


耐久性はあまりないですし雨粒がコロコロコロっとなる程ではないのでワックスの代替とは思わない方が良いですが、こまめな洗車を厭わない方には愛車に至高の輝きをもたらしボディーの凹凸曲面を美しく輝かせる、優れものです。