セブンイレブンの揚げ鶏いいね


最近では店に入って真っ先に感じるのが揚げ物の香り、ってくらい定着しているコンビニの揚げ物メニューですが、個人的には鶏関係の揚げ物商品はあまり好きになれませんでした。不自然なほどに「ジューシー」で、このジューシーさを出すために何か余計なことやったり入れたりしてるんじゃないかと思ってしまい、敬遠していたのです。


と、ふと今日、揚げ物棚に『揚げ鶏』なる物体を発見。もともとコンビニの揚げ物棚に興味を失っていたためその存在に気付いていなかったのですが、発売されてからもうだいぶ経つようですね。かつて存在していた『フライドチキン』に代わるメニューとしてセブンイレブンが投入しデビュー当初から賛否両論うずまいていたということは食べた後に知りました。そんな揚げ鶏、そのベタなネーミングに興味をひかれ、見た目もそれほど油っこくなさそうだったのでちょっと買ってみました。


ひと口食べてみて、うん、これはなかなかよろしい。人工的なジューシーさが感じられず、口のまわりが油でベタベタになるようなこともない。衣も薄めで香辛料が出張ってくることもない。素材との距離感が近いという点で、いい意味で期待を裏切られました。


セブンイレブンがどういう戦略でフライドチキンを引っ込めて揚げ鶏を出してきたのかわかりませんが、より素材に忠実に、より自然に、というようなヘルシー志向を持ったのだとすれば、話題の「油を使わない揚げ物器」で揚げ鶏を出しみたらどうでしょう。中高生とか不健康な大人には不評かもしれないけど、大ヒットするんじゃないかなあ。