本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソンとはこんな大会


埼玉と群馬の県境に近い本庄という町で長年開催されていたクロスカントリー大会に今年(2012年)からハーフマラソンが新設されたので走ってきました。(もう一か月前のことですが…) その名も、『本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソン』。


ちなみになぜ「早稲田」なのかといいますと、この地域には、全国にふたつある早稲田大学の直系附属高校の片方である早稲田大学本庄高等学院*1があるからなんですね。高校が立地する山(大久保山)のふもとには「本庄早稲田」という新幹線の駅もあるくらいです。


さて、今年から新設されたこのハーフマラソン、どんな大会かをまとめておきます。


コース
全体を通じてほぼ平坦です。コースの大部分が河川敷の舗装路で、何か所か橋を渡るところで若干の上り下りがありますが、総じてフラットで無理なく走れるコースだと思います。ただスタート直後とゴール間近のところに未舗装路があり、そこは少し走りづらいですね。あと河川敷のコースは結構狭いので、他のランナーが前で並走していたりすると抜き去るのにちょっと苦労します。
コース沿いには地元の名物「千本桜」が並んでいるのですが、大会の時は残念ながらつぼみのままでした。桜が咲いていたらさぞかしきれいだったろうな、とちょっと残念。

余談ですが、開会式のスピーチで聞いたトリビアをひとつ。このハーフコースを作るために、わざわざ橋のたもとを工事した箇所があるそうです。ハーフの企画が持ち上がった時、走りやすい河川敷をコースにと考えていたところ一か所だけ橋げたが低くてそのままコースとすることができないことがわかり、検討の結果、橋げたの下の部分を若干掘り下げて(つまりランニングコースをそこだけ凹ませて)無事コース開通となったとのこと。走ってみるとそれがどこかはすぐわかります。橋の下でコースがポコッと凹んでおり、かつ、舗装路が他と比べてそこだけ新品の色でした。


給水
水とスポーツドリンク。スポーツドリンクはアクエリアスをペットボトルからそのまま紙コップに注いでいました。(2012年大会)
量(コップの数)は十分だと思います。長さ(コップが置かれるテーブルの長さ)も適当で、ランナー同士の激突がおきるほどの混雑はありませんでしたが、もともともコース幅が狭いのでランナー同士気を付けて給水していたようです。


更衣施設など
スタート・ゴール地点の真横に「シルクドーム」と呼ばれる体育館があり、そこを更衣施設や荷物置き場として使えます。屋根が「繭」のような形をしており、ハーフマラソン復路でゴールが近づいてくるとその形状がよく見えます。体育館はすっごくきれいで文句なし。もちろん、男女別のロッカールームで着替えられます。


以下は明るく快適なシルクドーム内部。暖房が切られているのか若干肌寒いですが、4月ですから「寒い!」というほどではありません。


2会のベンチ席はすべて解放されています。レース前後に休むもよし、着替えるのも荷物置き場にするのも自由。(貴重品はべっと運営が預かってくれます)


なおJR本庄駅から会場まではちょっと距離があるのですが、無料送迎バスが走っていますのでそれを使うとよいでしょう。歩いても30分かかりませんのでレース前の準備体操がてらウォーキングするのもよいです。


まとめ
小規模な大会ですが、クロスカントリー参加者なども入り混じって結構にぎやかです。河川敷コースだから沿道応援はさびしいかな、とレース前は思っていたのですが、思ったよりも人出があり元気づけられました。折り返し地点の少し後のところでは花見大会が開かれており、そちらからも多くの人が応援に来てくれていました。
全体の印象としては、コース幅が狭くまた河川敷のため景色の変化は少ないですが、淡々とマイペースで走りたい人にはもってこいのレースだと思います。
なおゴールしてすぐの所(ゴールラインの20mくらい先に受け渡し所がある!)で完走認定証をいただけますが、記載はグロスタイムのみでネットの時間はわかりません。もっとも、大会規模が小さいく号砲が鳴ってからスタートラインを超えるまでさほど時間がかからないため、グロスとネットの差はあまりないと思います。←今はグロスタイムも計測されるようになっています。


↓↓ゴール後にいただける本庄名物『つみっこ』。すいとん?のような食べ物ですが、うまいです!

*1:元々はもうひとつの付属校である早稲田大学高等学院練馬区石神井)と同様男子校だったのですが、2007年から共学化されています。