スマートフォンも公私は分けて(BlackBerryとiPhoneの比較はやめよう)


会社から貸与を受けている BlackBerry を腰に下げつつ手には個人の iPhone でつぶやいて、なんてことをしていると「どっちがいいですか?」とよく聞かれます。両方持っている人が少ないからでしょうが(当たりまえか!?)、一利用者から見た両者の違いはシンプルで、「仕事なら BlackBerry、個人なら iPhone」です。


ビジネスの現場がスマートフォンに求めるものって、基本機能がしっかりとしていることがなにより重要で、自由度は実は高くなくてもいいんだと思っています。アプリケーションにしても、ビジネス系で凝ったものを作ろうとかモビリティーを最大限に生かしてなどと息巻くと空回りします。仕事の場面では、シンプルさと頑丈さ実直さ以外は害になることさえあります。


具体的には、ビジネス向けスマートフォンは以下のような点がきっちりおさえられていればいいのではないでしょうか。


・会社のメール/カレンダーとの完全な同期
・電波がちゃんと届く
・それなりの長さのメールをストレス少なく打てる
・携帯しやすく(持ちやすく)、かつそこそこ頑丈
・ごちゃごちゃと余計な機能がない


iPhoneは上記が弱い代わりに、ビジネスでは必要ないユーザー個人個人の「体験」を提供し、「いじり甲斐」の欲求へ徹底的に応えてくれます。


もし会社が BlackBerry やめて iPhone にするぞーと言い出したら本気かしらと引くでしょうし、個人で BlackBerry を買う気は今のところ起きません。