東レの浄水器、『カセッティ』はあなどれない


東京の水道水の質はかなりよくなっていると聞くけど、埼玉の水はまずい。いつか浄水器を買わねばなあと思いつつ、スーパーの特売日に「おいしい水」をまとめ買いしてチビチビ使うという生活を続けていたのが先月までのこと。ようやく購入した浄水器は、東レの『カセッティ 402X』。蛇口に取り付けるコンパクトタイプのものです。


実は当初、どうせ買うんなら「きちんとしたもの=据え置き型のでっかいやつ」と明確な根拠なく品定めをしていて、日本ガイシの製品に決めかけていました。そんなとき、最近のトレビーノはどうなってるのかなーとメーカーのサイトなどをチェックしてみたところ、結構進化してるんですね、最近のコンパクト浄水器。正確には、浄水「器」が進化しているというよりは、浄水フィルターが進歩していると言うべきかもしれません。不純物除去能力で見るとコンパクトタイプも据え置き型も劇的な違いはないように見えます。もちろん、カタログスペックを細かく見ていけば違いはあるのだろうし、飲み比べをしたらもしかすると微妙な差異に気づくのかもしれませんが、本体の実売価格差(約8倍)を考えればコンパクトタイプで十分だと思えます。


ということで、「なんちゃって浄水器=コンパクトタイプ」という思い込みから一転、トレビーノ カセッティを購入と相成りました。ちょうど東レが「30日間返金保証キャンペーン」(満足できなければ返金してもらえる)をやっていたのも後押しになりましたね。


さて使用感ですが、まったくもって満足しています。原水との味の差は歴然で、水量もまったく問題ありません。難を言えば、ちょっとかさばる格好をしているのでシンク脇に置いた食器洗乾燥機の扉にぶつかりそうになったり、あるいは装置を直接取り付ける関係で蛇口下の「高さ」が不足して2リットルのペットボトルを垂直に立たせて洗い流せない、といった不自由はありますが、コストパフォーマンスは絶大です。