世界を救う方法は無数にある、らしい


特に時事ネタではないですが。ラジオや Podcastトーク番組でその筋のエキスパートとされる方々の発言を聞いていると面白いことに気付きます。どのエキスパートの方も、世界で起きている様々な問題 --環境、教育、戦争、経済、政治、などなど-- について、自身の専門領域の観点から論じるだけでなく、それぞれの解決方法について実に明快に説得力を持ってお話しになるのです。およそ専門外も甚だしい、と思える方向からでも極めて鋭い視点で切り込んでくる方もいらっしゃいます。


もちろん、彼らの言う通りにして数ある問題がすべてきれいに片付けばいいのですが、物事はそこまで単純ではありません。あらゆる問題・課題は複雑に関連しあっていて、こっちを叩けばこっちが飛び出し、、、という関係にあるからです。ただこの話から言えることは、世界中の多くの課題はめちゃくちゃ多面的にとらえることができ、専門家の数だけ解決方法の候補があるんじゃなかろうか、という期待が持てるということです。うそだと思ったら、たとえば『ラジオ版 学問ノススメ』でも聴いてみると良いです。この番組を聞いていると、「専門家」の定義は特定の領域に深い見識を持っている (だけ) ことではなく、専門外の事柄について自身の専門的見地から語れる (=説明しなおす、言い換えられる) こと、ではないだろうかとさえ思います。


そう考えると、危機だ終わりだと悲観的になる出来事なんてこの世にはなく、まあなんとかなるでしょう、と前向きに考えることができるんじゃないかなあ。解決方法がないという声は耳にするけど、方法がありすぎて困る、なんてあまり聞かないもの。


あ、解決できるかどうかという話をしているのではなく、「ものは考えようです、前向きに生きましょう」と言ってるだけです、はい。