マイケル・クライトン氏の仕事について


黒人初のアメリカ合衆国大統領が選出されたその日、アメリカを代表する作家マイケル・クライトン氏がお亡くなりになったとのニュースが飛び込んできました。(後日補記: 亡くなられたのは11月4日だったそうです)


クライトン氏の仕事の中では、「ジュラシックパーク」はもちろんなのですが、私としては「アンドロメダ…」や「ER」の方が印象深い。


「ER」は言うまでもなくシカゴの病院の緊急救命室を扱った人気テレビシリーズで、大変好きな作品のひとつです。「アンドロメダ…」については、最近の方はもしかするとあまりご存知ないかもしれません。私の場合先に映画を見てその後原作を読む、という順番だったのですが、どちらも大変面白いです。タイトルからは SF っぽいですが ―まあ、分類学上は SF なのかもしれませんが― どちらかと言うとバイオものです。人工衛星が墜落した田舎町で発生した謎の細菌感染事件をめぐって、科学者たちが細菌の正体に迫っていくというストーリ展開で、非常に密度の高い映画。おすすめです。


アンドロメダ病原体 (ハヤカワ文庫 SF (208))

アンドロメダ病原体 (ハヤカワ文庫 SF (208))