ラジオとブログ


放送40周年を記念して、ニッポン放送で「俺たちのオールナイトニッポン40時間スペシャル」という放送があったそうです。情報を事前にキャッチできていなかったので聴くことができず、かなり残念!


中学〜高校時代の深夜は、よく「オールナイトニッポン」を聴いたものです。とりわけ、鶴光、たけし、タモリあたりがぼくの世代。持ち歌の雰囲気とのギャップが激しい中島みゆきなども、時々聴いて楽しんでました。番組のテーマソング「ビタースィートサンバ」は最近何かの CM で使われていて、なつかしさを覚えていたところでした。


こういった語り中心のラジオ放送って、語り手とリスナーの距離感がものすごく近く感じます。一方、音声のみに情報を集中しているラジオと異なり、テレビは映像とともにさまざまな情報を一気に流してきます。そのあたりが情報の届け手と受け取り手の距離感を決定付けるのでしょうか。現代で言うと、ブログってラジオに近い。ブログの基本情報は文字であり、音声だけですべてを伝えてくるラジオと似ています。語り中心のラジオはリスナーの声を大事にする (リスナーの「お便り」を紹介し、それについて語りを加えていく) という点もテレビとまったく違い、ブログでのコメント、トラックバックっていうコミュニケーションやつながり方は「ラジオ的コミュニケーション」の拡張とも言えます。


Podcast という仕掛けが普及してくることによって、なにやらラジオとブログの融合みたいな世界が近づいているような気もします。いや、実際にはすでに融合しているんですけど、パソコンを使うことに抵抗のない人に対してまでその融合が進む、という意味において、これからに期待しているのです。