スターバックスが値上げ

saitokoichi2006-11-09



スターバックスが昨日より値上げしました。私は「本日のコーヒー」以外をオーダーしたことがないのですが、こいつに関して言うと従来価格から20円の値上げとなっています。

また、パッケージングも少し変わったようです。もっともこれは季節物(クリスマス)としての装いかもしれませんので、値上げとの関連性はわかりません。


変わった(と思った)ところ

  • カップのフタ: 製造元は不明(ぜひ知りたい!)ですが、以前はあった製造元名らしき刻印が消え、口元(穴の開いているところ)のくぼみのアーチ形状が直線からゆるやかな曲線になった模様。
  • 断熱スリーブのデザイン: これはクリスマス仕様かも? 個人的には、いかにも再生紙ですって主張していた茶色のやつのほうが好きです。

スタバのサイトによれば、日本での開業以来10年間値上げはなかったとのこと。コーヒーなんて原材料費は微々たるもので、それ以外の設備とか容器とか人件費などの方がより価格に影響するんだと思いますが、10年間もの間価格が変わらなかったなんて、すごいとも言える。マクドナルドはしょっちゅう変える。最近では、ソフトクリームの値段がいきなり2倍になってかなり焦った。


対照的に、コンピュータ・ソフトウェアの価格はしょっちゅう変わります。単純に単価が変わるってだけじゃなくて、価格の単位そのものやベンダーと顧客のライセンス契約形態*1までちょくちょく変わります。これ、顧客側からするとたまんないですよね。その「ソフトウェアのライセンス販売」という形態も、Googleの破壊作戦によって様相が変わりつつあります。ソフトウェアをサービスと捉え、利用者からは直接お金をもらわないという "テレビ・ラジオ型" の提供形態ですが、ここはまず一般消費者から浸透進んでいるところです。ネットワークがもっともっと当たり前の環境 --まさにテレビ・ラジオの電波を受け取るのに継続的なお金がかからないのと同じように-- になってくれば、「サービスとしてソフトウェア」が完全に定着するのでしょう。企業向けは一般消費者より利用環境が複雑なのでサービス化が進むにしてもハイブリッド(ライセンス型とサービス型の共存)が当面続くと思いますが。

*1:ビジネス系ソフトウェアで現在主流のライセンス契約(たとえばIBMでは「パスポート・アドバンテージ」と呼びます)を想定して書いています