
クルマを走らせている時に路面の凹凸などに合わせて車内で何かが軋んだような音や細かな振動音がすることをビビるとかその音のことをビビり音などと呼んだりします。我が家のクルマも満8年を超えて、最近ビビり音を感じるようになりました。
音源はどこかなと探っていたのですが、助手席に座っていた奥さんが音の正体を突き止めてくれました。それは、ドアの施錠・開錠と連動して上下する通称ドアロックノブのガタつきでした。ぼくのクルマの場合、このノブは、ドアに直接挿さっているのではなく、中心に穴の空いたカバーに包まれる形で装着されています。このカバーの内部が経年劣化で緩くなってしまい、ノブの周りに必要以上の「遊び」ができた結果、路面の急激な変化によってクルマが振動した際にノブがカバーの中で「暴れる」ことで今回のビビり音が引き起こされていたようです。
樹脂で作られた部品が年を重ねることで徐々に変質してしまうことは避けがたいものです。特に猛暑の中、駐車中の車内温度はとんでもないことになっているわけで、衰えた部品は今回のように交換してリフレッシュするしか対策はありません。
修理ついでに、前々から気になっていた足回りのヘタリについて、どのくらい乗ったら交換、リフレッシュが必要なのかを整備の方に聞いてみました。結論としては、ぼくのようなお気楽ドライバーにとっては足回りの交換時期などはあまり気にする必要はなく、不具合が出た時に(ダンパーのオイル漏れなど)都度きちんと修理、交換すればよい、とのことでした。走りにこだわる方からすると、いやいやいや、って話なのかもしれませんが、ぼくみたいな乗り方の人間には8年経ったくらいじゃまだまだ、ってことみたいです。むしろ、メーカーによって味つけの異なるタイヤの方が乗り味に大きく影響する、という話でした。そういや、ひとつ前のクルマも13年乗ってましたが、足回りは何もしてなかったけど特段問題なかったな。
関係ないけど、修理中で置いてあったE46クーペ(M3、直6)、かっこよかったなあ。私のような老人には、最近のクルマは内外装のデザインがひどすぎて、購入意欲がまったく起きませんわ。