PC貸し出しマシーン

ぼくが勤務する会社には、「PC貸し出しマシーン」があります。自動販売機のような風体の大きな箱に、Mac PC用に6スロット、Windows PC用に6スロット、合計12台分のノート型PCが収納できるようになっていて、初期化されたPCが差し込まれています。上の写真がまさにそのマシーンです。

 

IDカードをタッチしてMacWindowsかを選んで画面の指示に従っていくと、最後に「ガシャッ」という音がしてPCが飛び出してきます。会社のPCを家に忘れてきてしまった!といったときにこのマシーンに助けてもらう、なんてことができる優れものです。

 

これまでこのマシーンを使ったことはなかったのですが、今日、はじめてここからPCを借りる事態になりました。というのも、普段使っている会社のPCが突然起動しなくなってしまって、ITサポートデスクへ持ち込んだのですが、いろいろチェックしてもらった結果「これはマザーボード逝っちゃってるかもですね。メーカー修理になります」と告げられ、修理中の代替機として本マシーンからPCを借りることになったのです。

 

以前よりこのマシーンに興味があったので、というか、外資系IT業界で長く働いていますがこんな方法でPCを貸し出している会社に勤めたことがなかったので、ずっと好奇心をそそられていました。

 

果たして、PCはガシャリと飛び出してきたわけでありますが、予想外にPCが重い。むむむ何故、とPCをぐるっとひと回り確認してみると、貸し出しマシーンに格納しておくためであろう金属製のアタッチメントがPCにがっちり固定されていて、こいつがえらい立派な金属板で相当な重さを持っていることがわかりました。最も厚いところで1cm近くはあろうかというかなり本格的に頑丈な金属で、さながら南部鉄器ではないかと思えるほどの屈強さを感じました。

 

「モバイル」PCにこんな重たい板を固定したらモビリティが激しく損なわれてしまうわけですが、そこはPCというそれなりなお値段がするものを無人のマシーンから貸し出せるようにしているわけですから、盗難防止の観点からある程度の屈強さを必要とすることには文句は言えないですね。

。。。にしても重い!