YMO、HAS、テクノファッション


NHK教育で、HAS の特集をやっていました。HAS って、要は YMOYMO 世代という言葉があるとすると私はそれに該当するはずです。使いづらい東芝の DVD/HDD レコーダーをなんとか操作して妻が録画しておいてくれたその特集番組を観ながら、いま私はこのエントリーを書いています。(HAS = Human Audio Sponge)


坂本龍一/高橋幸宏/細野晴臣の音楽人生をたどった同番組から思い起こされるのは、日本人が音楽の世界で正攻法でアメリカへ出て行って成功を収めたっていうことのすごさです。しかもその中身はというと、音楽だけではなくファッションでも大きなインパクトがあった。いやむしろ、音楽を内に含んだ日本発 "テクノファッション" が革新的だったのでしょう。


今でこそグローバル化という言葉は普通に使われていますが、80年代当時にグローバルを地で行っていた彼らは、度胸も大したものだし、なにより自分 (たち) というものをしっかり持っている (YMOはどこにも属さない) ことが、海外で、とりわけアメリカで成功するための条件のひとつなのであるということを、帰属意識が強い私たち日本人に教えてくれています。


いいものものある、だけど、悪いものもある。(「増殖」より)