米国への短期滞在でビザが免除される日本人のような人々は、入国にあたってESTAという連邦政府が運営するシステムを通じて事前にオンラインで電子申請をする必要があります。この制度とシステムは2009年に始まったのですが、スタート当時はその存在を認識しておらず(とくに、渡米経験があるけれど2009年以降しばらく渡米していなかった人の方が「慣れ」が災いして気づかないことも。このぼくもそうでした)、空港のカウンターで不備を指摘されあわてて空港内でネットにつながる環境を見つけて(作って)申請手続きをする人も多く見られました。
最近ではさすがにこの手続きは浸透しているので「空港で申請」する人は減ったのではないかと想像しますが、通常であればオンライン申請をして費用の決済(執筆時点で21米ドル)が完了するとその場で即「承認」され無事手続き終了、と行くところ、何らかの理由で承認が保留ステータスとなり、即OK!とならないケースもあるようで、今回、ぼくがそのパターンにハマりました。
ESTAはこれまで何度も申請していますが、常に即承認が下りていたので、今回、「承認保留」のステータスが表示された時はかなり焦りました。俺何かアメリカに拒絶されるようなことしたことあったっけ?入力ミス?何?…。ESTAでは、承認保留についても却下になった場合でもその理由は知らせてくれないので、なおさら不安になります。同サイトによれば72時間以内に結果が出る、とあったので、ここは待つしかありません。
果たして翌日、無事承認されたことが確認できて一安心。でも、保留の理由がわからないのは気持ちが悪いですね。単純にシステム上の理由で処理に時間がかかっただけなのか、ぼくの入力内容に即承認できない内容が含まれていたのか、はたまた…。
ESTAのサイトには出発の72時間前までに申請するように、とあるのですが、その理由が何となくわかった気がします。即承認に慣れていると直前の申請でもいいか、と考えがちですが、今回の一件は旅の支度は早めに済ましましょうね、という教訓となりました。